2007年09月09日

夏の花・心願の国

「六ヶ所村ラプソディー」が核廃棄物再処理施設であることは良く知られた事でして、プルトニウムを作り出すのではなかったかな?

原子力=核=プルトニウム=放射能=原子爆弾の被害
というイメージは大なり小なり誰もの頭にはあるのよね。

「六ヶ所村ラプソディー」というwordを聞いた時、
あたしは作家原民喜(はら たみき)の作品を思い出した。

原民喜の夏の花・心願の国は、被爆国日本の唯一の原爆文学なのね。
現代において、そう有名な作家ではないんだけれど、
この作品は新潮文庫20世紀の100冊に選ばれている。

あたしがこの人の名前を知ったのは、遠藤周作のエッセイの中でだった。
この原民喜は、三田文学、つまり慶応大学の文学部における遠藤周作の先輩になるのね。

原民喜は英米文学専攻、遠藤周作はフランス文学専攻
遠藤周作がフランス・リヨンに留学する時、横浜港から船で出発したというのね。まぁ〜戦争直後、海外へは船というのが当たり前の時代だったんだよね。その小雨降る横浜港で遠藤周作を見送ったのが原民喜だったそうな。

さて夏の花・心願の国
疎開した広島で、名も知らぬ黄色い小さな花を妻の墓に供えた翌々日の8月6日の朝、原爆に襲われる。

淡々と淡々と時間が経過していく。
そして、自分たちの頭の中に至極たやすく、そして克明に映像が結ばれていくのね。
被爆直後の描写と感覚・感情表現がすごいです。

しっかしなんで六ヶ所村からこの作品が思い浮かんだのかなぁ。
やはり原子力っていうキーワードかしらねぇ。

そーいえば、スウェーデンが原子力発電所の廃棄を決定したそうな。ただ、その代わりとなるものがまだ見つからないという。
posted by 宇之助 at 14:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 徒然・そこはかとなく
この記事へのコメント
フランスは、原子力減らして
他国の原子力発電に頼ったそうです。
ノットインビィなのね。

世界で考えなきゃいけない問題だと思うね。
Posted by あねご at 2007年09月09日 18:19
まぁ〜原子力、水力、火力に代わる発電設備ってぇのは見つからない訳でして、
風力、潮力、地熱、太陽光は、高出力を出せるものにはなっていないのよね。

水力発電、つまりダムは何十年かするとダムに土砂が蓄積して、貯水量が減って発電能力が下がってしまうらしいし、火力発電は燃料そのものが高騰化しているし、
ということから、原子力ってぇのは、現時点ではコストパフォーマンスに優れているってぇことなんだよね。

バイオマスエネルギーとして「うんこ発電」考えないといけないのかもしれないねぇ。
Posted by ときかわ at 2007年09月10日 11:31
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