2011年09月10日

時をかける少女について考える。

筒井康隆作品における二代ヒロイン「芳山和子」が登場する作品。
もう一人のヒロインは『七瀬3部作』と呼ばれる家族八景の系譜に登場する「火田七瀬」。

さて、この『時をかける少女』
劇場映画化作品は4つあるのね。
(テレビでの放映は別ね)

1983年 『時をかける少女』((旧)角川春樹事務所)
 主演:原田知世
 監督:大林宣彦
 最も原作に近い作品。
 原田知世の映画デビュー作品。通称『尾道三部作』の一つと呼ばれる。

1997年 『時をかける少女』((新)角川春樹事務所)
 主演:中本奈奈、監督:角川春樹
 元角川書店社長角川春樹氏が、角川書店を退職した後に、創り出した作品。
 スタッフ、出演者等は、角川春樹氏の元に手弁当で駆けつけたという。
 あたしの記憶では、出演者リストのなかに、たしか早見優が居たように
 記憶しているんだけれど・・・・違ったかな?
 ナレーションが原田知世だということは知っているんだが、
 じつはあたしはこれを劇場で見損なっているんだよね。
 4作の中で唯一見ていない作品。


2006年 『時をかける少女』(アニメ映画)製作:「時をかける少女」製作委員会、
 配給:角川ヘラルド映画
 監督:細田守
 原田知世版の23年後を舞台とした作品。
 『芳山和子』は、主人公『紺野真琴』の姪、
 そして、図書館司書として登場するんだけれど、
 1983年版では、芳山和子は、
 薬学部に入学してその後大学院に進んで助手になっているので、
 同一人物ではないのね。
『紺野真琴』の声は仲里依紗が演じている。
  そして『芳山和子』の声は原沙知絵が演じている。


2010年 『時をかける少女』
 製作:映画「時をかける少女」製作委員会2010
 監督:谷口正晃
 原作者筒井康隆が、唯一認めた「時をかける少女」の続編。
 主人公は『芳山和子』の娘『芳山あかり』
 『芳山あかり』には仲里依紗
 『芳山和子』(現在)は安田成美が演じている。

 欲を言うと、原田知世に登場して欲しかったけれど、
 主人公の母親役としての存在を考えた時、
 原田知世に、この安田成美の「明るい&母親としての存在感」は
 なかなか難しいように感じられるんだよね。
 前作のアニメ版の図書館司書として、物静かな憂いを持った
 主人公に指針を与える役どころであれば、適任であろうと思うんだな。

 それと、安田成美のヘアースタイルが、
 1983年のエンディングの原田知世のヘアースタイルが、
 母親として存在していった時「あ〜こういう感じに進化して行っているのね」と
 思えるんだなぁ。
 NHKの連続テレビ小説「てっぱん」で強い母親を演じただけのことはあるなぁと
 感心するのねぇ。
 さすが『風の谷のナウシカ』だぁね。

 この2010年 『時をかける少女』
 主人公の仲里依紗が、大学合格して、高校の弓道部の最後の日のシーンがあるんだけれど、
 この部分、
 1983年のエンディングの原田知世の主題歌にのせた映像までしっかり見た人間には、
 「あ〜〜〜〜〜〜このシーン、それをそのまま本編に持ってきているぅ!!」と
 おもわず指さしてしまう。

 このエンディングは、一部分NG特集になっているのね。
 原田知世が真剣顔で弓道シーンで弓を引いているところで、矢をぽろっと落としてNGで、
 笑いが溢れる映像があるのね。

 この部分を2010年版では仲里依紗が、映画本編でぽろっを本編として演じている。
 こぉれは驚いた。
 
映画「時をかける少女」製作委員会2010制作の
2010年『時をかける少女』 オススメであります。
 
posted by 宇之助 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ◯◯について考える
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