2009年05月25日

最低なる駄作 映画「斜陽」

「斜陽」
この映画はいったいなんなんだ???
あまりにも映画作品としてなりたっていなさすぎる。
駄作どころか、駄作と言うにもおこがましい。
金を貰って映画館で上映するなどとは言語道断。

見る価値なんぞ断じてない!!!
「みそ・かす・まめ・くず!!」と思ってしまう私。


原作は太宰治。
まず知らない人間はいないと言うほどの
文学作品メーカーであったわけだぁね。
「桜桃忌」と呼ばれる日まで存在するほどの
作家であるわけだぁね。

太宰治
あたしの年代層よりもっと高年齢、たぶん団塊の世代の人間達にとって、この人の作品は「愛読書」という分類であるんだろう。
あたしの年代を含めてそれ以降の年代層は、小学校か中学校で『走れメロス』を読まされて、「絶対に太宰治なんぞよまねぇ!!!」と心に決めた人間が多かったに違いないのね。

まぁ、今回しかたないので、
一番安い「斜陽」を本屋で買ってきた。
『・・斜陽族という言葉を生み出したベストセラー・・・』と書いてあるんだが、この起伏のなさ、抑揚感のなさ、そして最悪なのは、読者に流し読みを許さないこの時間の無駄遣いを余儀なくさせるこの不条理さ。それでもなんとか主人公「かず子」がバーの払いを済ませるあたりまでは読んだ。
ただ、それぞれのシーンの存在の必然性という物が
さっぱり解らない。
どうしたらこれが雑誌連載時にベストセラーとなったのかが
不思議でしょうがない。

さてっ
映画の斜陽
たしかにね、あたしが読んだ部分までは、
『忠実に原作に書かれてある事項を映画に組み込んである。』と
言える。
ただそれは『組み込んである』だけで、
断じてビジュアル的に文章を視覚的に創り出しているのではない。

映像化に際して、必要なのは3つだろうとおもう。
1)その創造主『監督』の頭の中に3次元映像を映し出せるか。
2)その脳内の映像を、実際の視覚映像に創り出す能力。
3)映画を作り出すための資金。

この映画に関しては、
この3つともが欠落しているんだろうね。

文章というものを書く人間、読む人間には、
おおざっぱに分けて2種類の人間がいる。
前者は、
法律文書とか会議資料、公文書などの
『文字』『文章』『文節』等文字面をそのまま二次元的に
文字・文章として読み・書く人。
つまり文というべきものが「文」でしか無い人。
えてしてこういう人は、多面的に物事を見ることが出来ない。
ひとつの側面が正当であり、
同時に存在する事象を見ることが出来ない。
「パラレル」が存在せず、絶対的「シリアル」

後者は、
文章・文というものを視覚映像として受け取るタイプ。
その映像化された脳内情報を、
二次元の世界である「紙面」に書き出すことが出来る人物。
映画を作り出す「監督」という人種は、
後者であることが必然なのね。

でも、この映画を見る限り
文字をただ、映像に置き換えているだけで何の広がりもない。
この監督は前者の人間であると言える。

むりやりつくりだしたところで、資金難はいかんともしがたく、
「衣装」「編集」「エキストラ」「音声」等にまで
およんでいるのね。

たとえば
ある部屋で○月○日に主人公がいるシーン
同じ部屋で○月△日に主人公がいるシーン(何日もあと)

映画上、このシーンを撮影しようとしたら、
主人公は衣装を替える。
とっころが同じ衣装で存在しているのね。

またシーン間の接続部分、
つまりシーンの切り替わりがなにもなされていない。
たんなるぶった切りで、
そこには映像としての普遍間というものが感じられない。

今まで見た映画の中で
もっとも「見る価値のない」映画であるといえる。

2つだけ価値を見いだすとするならば、
「斜陽」というタイトルロゴ。
ロケを行った「ディレッタントカフェ」。
これだけかな。

批判でも何でもない
誹謗中傷でも何でもない

「斜陽」の映画を見た私の正直なる『感想』が
上のかきこみであるわけだぁね。

dilettante cafe
http://dilettantecafe.beblog.jp/
この記事へのコメント
そうそう、感想ね。
世の中には感想を書いても「誹謗中傷だ」「悲しすぎる」とか書いてくる人も居て、「だっておいらはそう思ったんだもん」を許さない方もいらっしゃる。

いいじゃん、そういう受け取り方もあったって事で。
「こんなにすごい作品が評価できないなんてかわいそう」
ともし思ったとしてもそれはそれでいいじゃないの、個人の趣味なんだから、という所ですよね。

また、悲しいなどと書いてくる人に限って「そうか、勘違いだったかも知れない、どんなところが良かった?」と聞いても返事がないことも多いのも不条理だ。


まぁ、猫丸のWeblogにも書いたけど、今回オフで複数人で見られたことは大変楽しいことでした。
駄作もみんなで見れば価値があるって事で。(笑)
Posted by 猫丸 at 2009年05月28日 00:04
まぁこれ以上ない「駄作」も話のネタ程度の価値はあるわけですねぇ。

複数人で見ると言うことが不可欠でありますね。

個人だったらぜぇったいに見ないし、まかり間違って見てしまったとしたら、おわりまでみてねぇな。

TVでやっていたら・・・・1分でチャンネルかえちゃうね。
いや1分も長すぎる。
いやいやTVでなんか放送しないって。たとえCSでさえも。
こんな駄作・クズ作品。
Posted by ときかわ at 2009年05月29日 06:59
書こうかどうか迷ったけど

チケット購入時の席の希望を聞いてきて
スタッフが見せた空席の画面をみて

結構埋まってると思ったのだが

入館してちょっと力が抜けたw

席が埋まってるじゃなくて空席だらけ
って事だったのねw

しかし、この下の認証コード見難いねぇ
1が背景にまぎれてiにしか見えなかった
Posted by ぬらりひょん at 2009年05月29日 19:15
ほほほっ
貸切かと思ったら、他に3人ほどいたよね。

その3人が
「太宰治」マニアであるのか
「斜陽」を心から愛する人物なのか
「サトエリ」熱血ファンであったのか
さだかではない。

すくなくとも、
その3人以外の3人であるあたしらは、
この3つのどれにも属していないことは明らかなのよね。

うむうむ
たしかに認証コードが見にくいぞ。

というわけで、
かえましてございまする
Posted by ときかわ at 2009年05月29日 19:49
認証コードって自動生成じゃなかったんだw

Posted by ぬらりひょん at 2009年06月02日 23:42
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