2009年04月22日

かなしい

どうもわたしは車の運転が嫌い。
毎日片道30km、往復60kmの走行をしている。

1979年だっただろうかな。
「カメラ毎日」と
「猫の手帳」と
インターネットもパソコン通信もない時代「投稿」という郵便手段を用いたのコミニュケーションtoolを使った雑誌
「ポンプ」が、
それぞれの雑誌の頭文字を並べて
「カ・ポ・ネ トライアングル 80年代は猫の時代」と称して
猫の写真を大募集した企画があった。

通常の写真投稿だったら「ボツ」だろうけれど、
猫とのたのしさ、かわいさ、うれしさを現した写真が入賞した。
その中にモノクロでふわふわの子猫が写っていて
その写真の下にコメントがあった。「この子は、この写真を撮った2週間後に交通事故でなくなりました。」

ものすごく悲しくて、涙が出たのを覚えている。

自分自身では、幸いにして今日まで、お猫やお犬と事故に遭うことはなかった。こういう事を書くと、それが何かのきっかけになって、そう言うことに出会ってしまうかも知れないと思いこんで、書けなかった。

あやうくということは、何度かあったことは記憶している。
信号のある交差点で、(三島大社の)左折しようとしたときに横断歩道を渡ってきた御猫には驚いたけれど、あのときも歩行者がしっかり通り過ぎるまで(横断歩道を渡りきるまで)止まっていたのが良かったのね。
彼(彼女?)はそのあとに渡ってきて
あたしの車の前を通って、
無事に横断歩道を渡りきってくれた。


ある朝、
出勤途中の農道(市道かな)の真ん中になにかが・・・
その手前で止まって、車を降りてみると、多分前に走っていった車と事故にあったのであろう猫が荒い息をしていた。手をさしのべると「しゃ〜〜〜」と言って足を引きずりながら走っていった。何ヶ月かして、その道でたぶんその猫を見かけたから、彼は無事でいてくれたんだなぁとほっとした。

何度とはなく
道路に倒れているお猫やお犬に出会ったことがある。彼らはひょっとして脳震盪とかで気を失っているだけかも知れない。
いま道路から移動してあげれば・・・・このままでは、車にひかれて命が・・・・・と思っても、実際に車を止めて、ということが出来ない自分がいることがとても悲しい。お猫やお犬をみるたびに、本当にそう思う。例え死んでいたとして彼らの亡骸を葬ってやるということも、やはり出来ない自分がとても悲しい。

今この文章を書いている時もため息ばかり出てきて、
何度とはなくその姿が思い出されてしまう。
書き続けたくないと思いながら、書いている。
止めればいいのにと思いつつ私は書いている。

道路も、車も、町も、当たり前のことだけれど、人間のためにできているのね。

あの「生類哀れみの令」も五代将軍のためのものだったもんね。あそこまで極端な物といわなくても、ある程度の保護政策、今以上の安全策というものは、必要なのかも知れないね。

2004年11月
我が家に黒いお猫「宇之助」がやって来て、今まで以上に
事故の御猫、御犬が悲しくなった。

たかだか猫や犬のためにという人がいるかも知れない。
でも、でも
断じて「たかだか」なんかじゃないんだよ。

『命』なんだよ。

一緒に家にいると、
「ペット」という分類で括られてしまうけれど、
「ペット」「ねこ」「いぬ」じゃないんだよ

「生きる」ということを共有している
共に生活している『家族』なんだよ。

一月ちょっと前、6人で浜松の貴田乃瀬のカウンターで食事をしていた。その時、貴田乃瀬招き猫の「よしこ」さんと「みみ」ちゃんが帰ってきた。我が家の宇之助が6kgのまんまるなのに対して、「よしこ」さんも「みみ」ちゃんも2.3kgほどとのことで、スマートで軽くて、可愛くて、美しかった。
鈴がちりんと鳴っていた。

21日の朝、貴田乃瀬のBlogを読んだ。
最初、親方は今日は何のことを書いているんだろうと思いつつ読み進めていった。1/2までだろうか2/3までだろうか、
「よしこ」さんが交通事故で亡くなったことに愕然とした。

うちの奥さんが「よしこ」さんを抱いて
いっしょに撮った写真が、我が家にある。

ほんの一月まえに撮ったその写真が悲しく映る。
一月前に会ったばかりなのに。
涙が出て止まらなかった。


「よしこ」さんの訃報を読ませて貰った時
傍らで宇之助が「みゃぁ」と言って寄ってきた。
抱き上げて
「うのくん、
 お世話になりっぱなしの貴田乃瀬の
 うのくんのお仲間のよしこさんが亡くなったんだよ。
 ご冥福を祈ってあげて。」と言って
手(前足)を重ね合わせてあげたら、
「みゃっ」と小さく鳴いて祈ってくれた。

友人の訃報を聞いたときも、
遠い昔付き合っていた女の子と別れたときも
祖父母、親族が他界したときも
いずれも抜けるほどに青空だったのを本当に覚えている。

「よしこ」さんの訃報を聞いたその日、
お勤め先への道程は、重く重く雲がたれ込めていた。

よしこさん
安らかに

ご冥福をお祈りいたします。
posted by 宇之助 at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | にくきう
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