2008年03月16日

Dick Whittington and His Cat

イギリスの昔ばなしで、
「3びきのこぶた」や「ジャックと豆の木」と並ぶ有名な話なんだけれど、日本ではあまり知られていない。

この翻訳も今はないだろうね。
昔は世界文学全集あたりにしっかり収録されていたんだけど。

・・・と思ったら、しっかり翻訳ものがあるぢゃありませぬか。
この絵本、翻訳物があるんだぁ!!!
どうしようかなぁ・・・・ほしいなぁ。



んで、
この、「Dick Whittington and His Cat」
訳すと「ディック・ウィッチントンとねこ」

ディック・ウィッチントンという人物は、実在の人物で
1397年、1397〜1398年、1406〜1407年、1419〜1420年の4回ロンドン市長になってるのね。

昔読んだ文学全集の記憶をたよりに、あらすじを書き出して見ましょうかねぇ。

誰か、この「ディック・ウィッティントンとねこ」の絵本と読み比べて「どうもちがうやんかぁ!!」と言わない様にね。
あたしが小学校の頃に読んだ記憶だけで書いているんだから。

それでは、あらすじであります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
その昔、イギリスの片田舎にディック・ウィッチントンという男の子がいた。両親は他界し生活はどん底で、食う物にも困る日々だった。そんな時「ロンドンの道には金が埋まっている」という噂を聞きロンドンを目指した。荷馬車に乗せてもらったり、大道芸やサーカスの人たちと共に旅して、やっとのことでたどり着いたロンドンの道には、どこにも金は無かった。疲れきったディックは、ある商人の家の前で眠ってしまった。

その家の商人は、ディックを招き入れ、住み込みの召使いとして屋根裏の小さな部屋に住まわせてくれた。家と仕事と食事が手に入ったが、この部屋は、ねずみが大運動会をしているのでいつも寝不足となり、皿洗いの時に居眠りをして皿を割って叱られる毎日。

ある日、ディックは、市場でおばあさんが猫を売っているのを見つけた。猫は一匹5ペンス。
彼のポケットには、客の靴磨きをして手に入れた2ペンスしか無かった。
「ぼく、2ペンスしか持ってないんだ。」
「じゃ、この痩せた黒猫を2ペンスで売ってあげるよ。」

こうしてディックの家に猫がやってきた。黒猫はディックの部屋に入ってくるネズミを片っ端からつかまえては食べていたので、あっという間にムクムクと太っていった。
(きっと、ウチの宇之助状態なんだろうね。)

さて、ディックが居候をしている家の商人は、貿易で財を成していた。
ある日、商人は召使いを全員大広間に集めて言った。
「皆にも儲けさせてあげよう。ひとり一品持ってきなさい。それをとおく外国で売ってきてもらおう。」

「ディックおまえも何か持ってきなさい。」
「でも、ぼくには黒い猫しかいません。」
「じゃ、そのネコを出しなさい?」と言って猫を差し出させた。


ロンドンの道に金が埋まっていないことを知ってがっかりし、さらには仲間の召使い達からも「猫を出すなんてなんて欲張り小僧だ!」と陰口を叩かれ、田舎に帰ろうとある夜、そっと家を出た。ロンドンを離れようとした時、大聖堂の鐘の音がディックの耳に飛び込んできた。
鐘の音はこう繰り返した。
「お戻りなさいディック・ウィティントン!
 お戻りなさいディック・ウィティントン!
 お前は、もうすぐ市長さん」

「え??」と足を止め聞くと
大聖堂の鐘の音は3回
「お戻りなさいディック・ウィティントン!
 お戻りなさいディック・ウィティントン!
 お前は、もうすぐ市長さん」と鳴った。

「市長だって?」と思ったものの、
落ち着いて考えると田舎に戻っても家は無いし家族も居ない。それであれば今の方がまだましだと考え商人の家に戻った。

一方、貿易商の船は、嵐に遭い航路を大きくそれ、とある国にたどり着いた。(ペルシャだったか、北アフリカのある国だったか忘れてしまった。)

その国王が船長をパーティに招待した。テーブルには豪華な食事が用意されていた。皆が食べようとした瞬間、ネズミたちが出てきて、テーブルの食べ物を食い荒らしてしまった。聞くと、この国にはねずみが蔓延っているという。
「王様、私の船には、ねずみを退治する獣がおります。その名人がねずみどもを退治するのをご覧に入れましょう。」と言ってディックの黒猫を連れてこさせた。

猫はねずみを見つけるなり、数匹をつかまえて食べ、一方のねずみは思わぬ天敵の出現に逃げまどった。
国王は驚き
「この獣は一体なんという動物ぢゃ?」
「この獣は『ねこ』と言いましてねずみを退治してくれるのです。」
「何と『ねこ』とな!是非売ってくれ!」と言った。
「いえっ国王。この猫は、船の貴重な商品をねずみから守ってくれる、いわば守り神、お売り致しますと、船の商品がかじられてしまって売り物にならなくなってしまいます。」
「それでは、船の積み荷の商品を全て買い取ろう。それであれば、ねこが居なくとも何も問題あるまい!!。」
王妃は
「ねずみを食べ、追い散らす獰猛な獣ですから、暴れまわったらどうしましょう。」と言った。
船長は
「ねずみに対しては獰猛でも、人間にはおとなしいです。
 『おいでおいで』と言って、膝に乗せて喉をなでてやれば良いのです。」と言ってねこを抱き上げ、王妃の膝に乗せ、喉をなでさせた。王妃はおそるおそる喉をなでると「ごろごろ」といって、気持ち良さそうに寝てしまった。
「このねこは雌でお腹がおおきいです。もうすぐ子供を産んでくれ、親子でこの国をねずみから守ってくれます。」と船長は言った。
というわけで、船艙の積み荷は高値で売れて、
その積み荷全ての金額の何十倍、何百倍の金でディックの黒猫は売れた。

船がロンドンに戻ると、ディックは、一躍、大金持ちとなり
その後、ロンドン市長となった。

というおはなし。
posted by 宇之助 at 16:42| Comment(2) | TrackBack(0) | にくきう
この記事へのコメント
猫は古今東西、人を魅了しておりますね〜。

シュルイの向かいの美容院のお姉さんも
(いつも切ってもらってます)猫が大好き。
怒濤のポイントカードを作ってくれた知り合いも猫大好き。
最近、身近に猫好きが増えてなんだか私も猫が気になりはじめてます。

ところで閉店のお知らせ、早めに
お伝えせねばと思っていたのに
ノロノロしてる間にハガキが着いてますね・・。
スミマセンっ!!
Posted by シュルイ at 2008年03月19日 22:35
ほいほい
はがき頂戴致しました。

どうも有難うございますです。
楽しいお店でありましたです。

猫と言えば
「猫ボールペン」の黒猫を、何本か買わせていただきましたですね。

あれは、我が家の御猫「宇之助」くんの
二歳のお誕生日祝いとして、何人かの方に
配りましたですね。
猫好きは、大喜びでありましたですね。
「なかなか書きにくいところがいいなぁ」と
同様に申しておりましたが・・・・・
Posted by ときかわ at 2008年03月20日 22:01
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