2013年01月05日

十二支のイタチのお話

まずは、誰もが知っている『十二支』のお話。
『ぷろろぉぐ』だぁね。

あるとき神様が「元旦にうちに来なさい。早い者勝ちで12番までの者を、1年間敬うように『王様』にしてあげよう。」と言ったという。
それをちゃぁ〜〜んと聞いていたのに、いつ神様の家に行くのか忘れてしまってネズミにそれを聞いたのが『猫』で、その問いに「1月2日だよぉ!!!」と嘘こいたのも周知の事実ね。

ネズミは、「ふっふっふ、これでマークすべきライバルがひとり消えたな。しっかし神様の家は遠いしぃ、あたしの歩幅では早く出発しても、後から来たやつに追い抜かれてしまうのは火を見るより明らかだな。これはちょっと考えないと・・・・・え〜と、一番早く準備して出発するのは、あのとき居た連中では・・・・あ〜『牛』だな。あいつにつれていってもらうとしよう。」
というわけで牛の家に行ってみると「のんびりゆっくり元旦に神様の家に着けるように、いまからお出かけしようねぇ」と出かけるところだった。
「よしよし」というわけで、牛の背中に乗って布団を敷いて『果報は寝てまて』と寝てしまった。
牛はぽこぽこと夜にのぉんびりと歩いて、元旦の朝、初日の出が登った頃に玄関にたどり着いた。朝日で目覚めたネズミは「はいおはよう!!」と起きて、牛の背中から頭に上がって、スキーのジャンプよろしく滑り降りて、トップで神様の家の玄関に飛び込んだ。

それでネズミが1番、牛が2番。
トラが3番目、
亀に負けたので「こんどは途中で寝ないぞ」と心がけたウサギが4番。
タツが5番。
うろこもあり、身体も長くて同じような体型だけれど、足が無いのでタツに負けたヘビが6番。
ウマが7番。
ヒツジが8番。
サルが9番。
トリが10番。

ここで、神様が「もぉ10番まででいいや。門をしめなさい。」と言って、門を閉めさせた。

閉まりかけた門にギリギリ飛び込んだのが11番目のイヌ。
入れないほどの門の隙間目がけて突進して、門をぶち破って転がり込んだのがイノシシで、12番。

これで十二支が決まった。

1月2日にのこのこやってきて、ネズミに騙されたのを知って怒って『Tom & Jerry』までに至ったオチをもっているのが、誰でもが知っている『十二支のおはなし』。

さてっ
このおはなしには、続きがあるのを知っている人は少ないのねぇ。
『桃栗三年、柿八年』の後には『梨の馬鹿目は十八年』という言葉があるのと同じであまり知られていないのね。

物語は正月三が日の最後の日、1月3日の神様の家で始まるのねぇ。
3日、神様の家には来客があった。それは『イタチ』。
イタチは、神様に文句を言いに来ていた。「あたしゃ、そんな『元旦に来てくれ。』という話は聞いていないんですがねぇ。聞いていたのに忘れてしまって『ネズミ』に騙された『ネコ』もかわいそうなんだから、なんとかしてやるのが神様の勤めでしょう。」というわけで、猫には『まねきねこ』という神様のお仕事を任せるようになったという。
さらにイタチははなしを続けた。
「まぁ、それはさておいて、あたしのところには、なんもそ〜ゆ〜はなしがきていない。皆に公平に話をしてから物事を行なうのが『公平』ってぇものでしょう。『十二支』はもう一度やり直しをしてもらいましょうかねぇ。」と言いだした。

行ったん決まってもう周知徹底をしたものが『無しね』というわけには行かないので、神様はイタチにこういった。
「十二支は12年に一度・一年間王様になれるようにしてあげたけれど、それではおまえは月に一度=年に12回王様になれるように取りはからってあげよう。毎月の最初の日はお前の日としよう。」

イタチは大喜びで、
「わぁ〜い!!イタチの日だぁ!!」と大声で言った。

神様は驚いて、
「だめだめ、これはみんなに内緒で特別なんだからね。それに『イタチの日』なんて付けたらモロバレだよ!!
だから『イタチ』の前に『ツ』をつけて、毎月の最初の日は『ツイタチ』というようにしよう。」

これが十二支のおはなしの全てなの。